
一年の半分が過ぎゆく6月、その半年の間、知らず知らずのうちに諸々の
「厄」が心身に積み重なっていきます
こうした厄が災いや病気のもとになる為、神様にお祈りして祓い清め、
身も心も清らかにして無病息災を祈るための神事が「大祓」 です。
6月に行われるものを「夏越しの大祓」と呼ばれます。
この大祓神事のひとつとして、「茅の輪くぐり」があります。
写真は近くの神社の「茅の輪」です。
「茅の輪」のくぐり方は正面から最初に左回り、次に右回り、最後に左回りと
8 の字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし
残りの半年を無事に過ごせることを願います。
また、人形代(ひとかたしろ)に息を吹きかけ、また体の調子の悪いところを撫でて
穢れを遷した後に川や海に流す、ということが行われます。
京都では夏越し祓に「水無月」という和菓子を食べる習慣があるそうです。
水無月は白のういろう生地に小豆を乗せた、三角形の形の菓子です。
水無月の上部にある小豆は悪霊ばらいの意味があり、
三角の形は暑気を払う氷を表していると云われています。
「茅の輪」もくぐったし、水無月もいただきました。
これで、今年の前半の厄も祓いました。
身も心も軽くなったところで、7月からは新たな気持ちで臨みましょう!