
二輪草は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
3−6月頃に白い萼片を持つ直径2センチ程の花をつけます。
一本の茎から2輪ずつ花茎が伸び、名前の由来となっています。
根茎で増えるため、群落で生えます。
根茎は「地烏(じう)」と呼ばれ、乾燥させてリウマチの薬として使います。
また、若葉は山菜として食用とされるが、
トリカブトの若葉に似ているので注意が必要。
トリカブトはキンポウゲ科トリカブト属の多年草で、自生しています。
二輪草とトリカブトは同じところに混生します。
日本の毒草の中では最も毒性が強いそうです。
間違えてトリカブトを食べたら、重症の場合死に至ります。
では、どうしたら見分けられるでしょう?
「二輪草の白い花が咲いているものだけを一本ずつ確認しながら採ってください。」
この方法が一番確実です。
危険を冒してまでも食べなくても良いと思いますが、
やはり春の訪れに欠かせないのでしょう。
くれぐれもご注意あれ!