
鏡餅の写真をfacebookにアップしたら、意外な反応がありました。
写真を見ればわかりますが、鏡餅の上に鰯がのっています。
???という反応です。
私も30年近く、実家でお正月を過ごした事はありませんでしたので、
鏡餅の飾りもすっかり忘れていました。
柳川の方では「拝み鰯」と言って生の鰯を出すのだそうです。(拝むだけ)
実家は佐賀県の諸富町という筑後川を挟んで大川市と対岸の地域です。
何かこの地域特有の由来がありそうです。
誰か由来等ご存知の方は教えてください。
鏡餅の横には、お米(一升)と昆布や干し柿。
昆布(写真では昆布はなくなっています。)するめ、削り節、を塩につけて
お屠蘇を飲んだ後、おつまみのようにして食べます。
私が知っている、お正月の手順を説明します。
朝起きて、全員揃ってはじまります。
・お茶(緑茶)と梅干し(昔は自家製の酸っぱい梅干しでした。今は紀州の甘塩の梅干しです。)をいただきます。
・次に、鏡餅が置いてある座敷に行きます。
・まず、当主が鏡餅の前に座り、鏡餅を前にして、橙、鰯、鏡餅をつまんで御礼します。
・お屠蘇を当主から順に、大・中・小の杯で飲んで行きます。
・その間、昆布、するめ、削り節を塩に付けて渡します。
・全員が終わったところで。「あけましておめでとうございます。」と挨拶します。
・最後に、みかんや干し柿を貰っておわります。
・その後朝食をいただきますが、朝食は鰯を焼いたものと、なます、雑煮です。
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・お昼はおせち料理を食べます。(おせち料理は今ではほとんど作りません。)
その後は近くの新北神社へ初詣に出かけ、今年一年の無事を祈願しました。
息子は大吉が出ました。
御神木の樹齢2200年のビャクシンの前で。
その姿が龍に見える事から、「飛龍木」として守られています。