ディランとローズルームとノーベル賞と個人的な、極めて個人的な2016年

「Mr. Tambourine Man」、ボブ・ディランと言うと真っ先にこの曲が浮かんでくる。
40数年前の情景と一緒に。
当時、私は小学2年生、5歳上の兄は当時県内随一の進学校、付属中学校に入学していた。
姉はその中学を卒業して市内の高校に入学した。
(ちなみにexロッカーズ/俳優の陣内孝則氏は姉の一学年下だったらしい。)
その入学祝いに父がギターとレコードプレーヤーを買ってくれた。
(多分買ってくれたんだと思う。そんな事はその後もなかったので・・)
そのギターで兄は当時流行っていた吉田拓郎や井上陽水やボブディランを弾いていた。
(が、今になって思うに何で弾いていたのだろう?サッカー部だったのに・・・)
多分他の曲も弾いていたのかもしれない。
私の記憶の中では、「Mr. Tambourine Man」のハーモニカのフレーズと不思議な
メロディーと呪術的な歌詞の記憶が一緒になっている。
そして英語の歌詞というのが、その記憶を崇高で神秘的なものにしている。
その上、私の記憶の中では最上の記憶として、子供の頃の幸せな日々として記憶されている。
もちろん当時の私にはボブ・ディランの意味など解るはずなどなく・・・

その影響があるのか解りませんが、海外の文学作品に慣れ親しみ、
日本的な文学にはあまり馴染めなかったのは事実です。

一転、
2016年にセブンライツ株式会社を設立し、10月1日より「ローズルーム」を始めました。

roseroom HP

業態は喫茶・カフェ・レストラン。(それぞれ思い描くままで結構です。)
そんな時にノーベル賞受賞の知らせが入ります。
何かの符合か?単なる偶然?思い過ごし?
何かしらの縁があるの?
私の簡単な経歴は、
1987年にカレルチャペックを東京都国分寺市で立ち上げに参加。
その後、吉祥寺に移転して有限会社カレルチャペックと法人成りし
取締役として25年程、会社を運営してきましたが、
2015年8月で退職しました。
そして2016年新会社設立。
1964年生まれの私にとって、52歳からの再起業です!

2016年は私の中でも忘れがたい年になりました。
そして、その意味は?
答えは誰も知らない?
問いはまだ答えになって帰らず、問いとなって返ってくる感じで、
いろんな問題が山積みですが、
まだまだ、転がり続けろ と言う事ですか?
天に唾かけても答えは返ってこないし。
50歳を過ぎてわかった事は、天命どころか、
いつも思いもよらない事ばかり起こって、
2017年の今頃はどこで何をしているやら、
何ともはや、面白いことが起きそうな2017年です。

文責 江口拓生

写真はroseroomから歩いてすぐのジブリ美術館です。