
スコーンはスウィーツの部類に入るのでしょうか?
エリザベス女王の在位期間が、ヴィクトリア女王を抜いたと話題になったり、
シャーロット王女の誕生で、何かと話題のイギリス王室です。
そんな中、イギリス発祥と言われるスコーンを、日本橋で買ってきたので
美味しい紅茶と一緒に食しました。
マーティン・シファーズ という英国五つ星ホテル「ザ・サヴォイ」の
エグゼクティブ・パティシエを務める「CHIFFERS」のスコーン。
買ってきた種類はプレーンとアールグレイ。
銀座三越に常設のショップがあり、他にも種類があるそうです。
食べる時はオーブントースターで温めていただきます。
ジャムは、ストロベリージャムがなかったので、
代わりに妻の叔母さんが、手作りしたラズベリージャム。
写真でもわかるように、つぶつぶの歯ごたえがあります。
オレンジ色は、マーマーレードがなかったので、代わりにあんずジャム。
酸味が効いて非常に美味しいです。
それにクロテッドクリーム。写真はロダス社。
クロテッドクリームをジャムの上に乗せるのがイギリス式?
日本製のもありますが、やはりイギリス製のクロテッドクリームが
美味しいです。
こういう時はカロリーを気にせず、思いっきり、ジャムもクロテッドクリームも
たっぷりつけます。
クロテッドクリームは、200年も前からイギリスの南西部コンウォール周辺で作られてきました。コンウォールは海沿いに位置し霧深い地域です。
霧に覆われた牧草は常にみずみずしく、
加えて程よい塩分を含むことから、その地で放牧している牛からは濃厚で味わい深い生乳が採れます。
コンウォールでは、現代でも昔ながらの製法でクロテッドクリームを作っています。
生乳から濃密なクリームを取り出すために、遠心分離機にかけ、
その濃密なクリームは低音オーブンで長時間焼かれます。
表面の黄色い膜は「クラスト」と呼ばれ、伝統的な製法のクロテッドクリームの証明でもあります。クラストの下には、シルキーな舌触りのクリームがあり、クラストとよく練ることで、
濃厚なのにしつこくなく、スーッと溶けていくクロテッドクリームになります。ーパンフレットより
スコーンと一緒に売っていましたので購入。
紅茶は、流行りの香料をつけた紅茶ではなく、ミルクティーに合う紅茶です。
スコーンは周りがサクッとしていて、それでいて、ボソボソと崩れなく
非常に美味しい味でした。
小学生の子供も朝食の代わりに、クロテッドクリームとジャムをつけて
美味しいと言って食べて行ったそうです。
やはりスコーンにミルクティーは美味しい。
スコーンと紅茶とジャムとクロテッドクリームと牛乳。
それぞれが主張しながらも、一所に会す。
大英帝国的な統治を垣間見るようなひと時でした。